紫水さんとこから持ってきました。
【オリキャラ比較バトン】
オリキャラを比較しちゃおうというバトン
年齢(年上>年下)
└猩>熨斗
外見年齢は
造られたのは同じくらい
精神年齢(高い>低い)
└猩>熨斗
同じくらいだけど……
感情(顔に出る>判り難い)
└熨斗>猩
猩は感情を押さえると……
思考(感情的>理論的)
└熨斗>猩
猩は物凄く冷静な人間です
身長(高い>低い)
└猩(180)>熨斗(165)
親と子ほどの身長差(15センチ)
声(高い>低い)
└熨斗>猩?
おそらくは……
視力(良い>悪い)
└同じくらい?
聴力(良い>悪い)
└同じくらい?
音感(有る>無い)
└二人とも無い、絶対無い
成績(良い>悪い)
└えっ……
上手く生きるのは猩
運動(得意>苦手)
└熨斗>猩
すばしっこい熨斗目
喧嘩or戦闘(得意>苦手)
└熨斗>猩
猩は真面目にやりません
舌戦or口論(得意>低い)
└熨斗=猩<常磐
常磐様最凶
平均睡眠時間(長い>短い)
└熨斗>猩
熨斗は子供さ
人付合い(人懐こい>人見知り)└熨斗>猩…かな?
身辺(綺麗>汚い)
└熨斗=猩
料理(上手>下手)
└猩>熨斗
猩のが器用そう
裁縫(上手>下手)
└猩>熨斗
猩のが(以下略
暑さ(強い>弱い)
└猩>熨斗
何せ炎だからね
寒さ(強い>弱い)
└熨斗>猩
何せ水だからね
お疲れ様でした。
意外と楽しかった
猩々緋は良くも悪くも大人、熨斗目は良くも悪くもガキなことが判明
他のキャラでもやろうかな……

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「夏だねー」
「ああ、夏だな」
何気なく口にした言葉に聞き慣れた声が帰ってくる。声の主である熨斗目は畳に横になって団扇で懸命に扇いでいる。
「でも、もう夏も終わるよね」
「当分暑さは続きそうだがな」
旧暦ではもう秋な筈なのだが、残暑はまだまだ厳しく秋特有の涼しさを楽しむのはまだまだ先のようだ。
「まだ夏だよね」
「あ゛?どうしたよ急に」
私の呟きに驚いたのか熨斗目は上体を起こした。青い隻眼が訝しげに私を見る。
「ほら、この夏はさ忙しくて何もしなかったじゃない」
夏祭りにもいかなかったし、と言えば「あー確かに」と返ってくる。
大して思い入れがあるわけではないが、夏がこのまま終わると考えると何か虚しいものがある。
「夏らしいことなんにもしなかったな」
熨斗目がぼそっと呟いた。いつの間にか身体を畳につけ、先程の様に寝そべっている。その瞳はどこか寂しそうな色を帯びている。
「なら今日花火大会でもやろうか」
私の急な提案に熨斗目がいつものように文句を言わないのはやはりこのまま夏を過ごしたくないからだろうか。
「あー、たまには良いかもな」
「猩も紫苑も山吹先輩も常磐も呼んで」
私の言葉に彼は眉をひそめた。折角だから人数は多い方がよい。
「奴等も呼ぶのか? ……まあ、こんな日くらいいいか」
自己完結したのか、熨斗目はそう呟くと身体を起こして立ち上がった。その行動に今度は私が眉をひそめる。
「ほら、そうと決まったら花火用意しなきゃだろ」
そう言って熨斗目は笑った。普段は素直にならない彼の笑顔につられ、私も頬が緩んだ。
「スイカも用意しようか」
「そうだな」
「火は猩がいるからいいよね」
「ああ。今日はアイツをこき使ってやらァ」
会話と共に今宵の祭りを想像する。私たちの夏休みはまだ始まったばかりだ。

「ほぅ、手前ェが俺の次の主か。申し遅れたが俺は水龍刀。名は熨斗目」
彼はこの状況を楽しんでいるように笑った。そして私の探している刀の名を言った。
「水龍刀……」
「さっき手前ェが『見つからない』って呟いてたよなァ。探す手間が省けたじゃねェか。俺の方が出向いてやったんだからなァ」
「私が探しているのは貴方じゃなくて“刀”なんだけど」
どうやら彼は逃げる気もないらしく私とお喋りを楽しみたいようだ。生憎私にその気はないが。
「早くその刀を返して。そうすれば警察に連絡しないであげる」
私がそう言うと彼は鼻で笑い、綺麗な蒼い瞳を閉じた。
「だから俺だって言ってるんだがなァ。ま、納得出来ねェなら納得させるまでだ」
彼がそう言い終わるか終わらないかのうちに彼の姿は跡形もなく消えた。逃げろとせかす気持ちに反し身体は金縛りにあったように動かない。
「オラ、目の前にあるだろ?」
何処からか聞こえるあの男の声に、私は視線を目の前に移した。すると、先程まで男がいた場所には美しい青色の鞘に入った刀が残っていた。
私はその刀の不思議な魅力に惹きつけられ、歩み寄ってそっと柄を握った。日本刀特有の重さがずっしりと私の手にかかる。鞘を良く見れば細かな装飾が施してある。
「これが水龍刀…… 綺麗……」
思わず言葉が漏れた。どこかであの男も笑った気がする。
「だろ?鞘から抜いてみろよ」
得意気な彼に言われるまま、私は鞘から水龍刀を抜いた。年期の入った物ながらも錆や刃こぼれはなく、光を反射して青みを帯びた刀身は妖艶に輝いている。私が今までに見たどの日本刀よりも気高く、美しいその刀に私は暫し見入っていた。
「これが俺本来の姿…… 水龍刀だ」
声と共に水龍刀が男――熨斗目の姿に変化した。刀の柄を握っていた私の手は彼の手を握っている形になり、慌てて手を離す。私より少し身長の高い熨斗目は思い切り身体を伸ばすと私と視線を合わせた。
「匠が丹念に創った刀にゃ、長い年月(とき)が経つと魂が籠もるっつうだろ。それでどうやら俺は自我と力を得たみたいだ」
私の訝しげな視線に耐えかねたのか熨斗目は困ったような表情で弁解した。必死なその表情に思わず笑いそうになる。
「あ゛ー、つまり、だな。どうしてこんな力が俺についたのか俺にも良く分からねェんだが、俺は水龍刀だ。それは納得かァ?」
私が二、三度首を縦に振ると彼は安心したようにふうと短く溜息を吐いた。そして、先程までと同じ高慢な態度で口を開いた。
「で、俺を探してた訳は?」
「おばあちゃんから、水龍刀を探すように言われて……」
「ほぅ。つまり俺が手前ェ……えっと、アンタの名は?」
思い出したように熨斗目が私の名を問う。その蒼い隻眼は私の口を開かせるのに十分な威力を持っていた。
「私は……一色茜」
「一色茜、ね。アンタとならこの先楽しい思いが出来そうだ」
彼は私の手に自分の手を握らせると刀へと姿を変えた。いきなり感じた重みに思わず刀を落としそうになる。
「おいおい、俺を落とさねェでくれよ」
「大丈夫だから。それにこんな綺麗な刀に傷を付けるわけにはいかないよ」
私の答えに気を良くしたのか熨斗目は「よろしくな、茜」とだけ言うと私に身を預けた。

色は匂へど散りぬるを
我が世誰そ常ならむ
有為の奥山今日越えて
浅き夢見し酔ひもせず
古(いにしえ)の歌人が歌に詠んでいるように、また仏の有り難い教えのように、万物は常に流転し続けている。それは人であろうと物であろうと同じことで、世界を支配する輪廻から抜け出すことは出来ない。
だから生きるも死ぬもこの世の宿命(さだめ)になっているならば、この出会いだってきっと必然。
「お銀?」
私の目の前に現れた得体の知れない男の第一声がこれだった。
ここは我が一色家の物置。先祖代々から続く宝もといガラクタが沢山詰め込まれている。
私は祖母からある刀を取りに行くよう言われ、生まれてから片手で足りるほどしか入った事のないこの古い家屋に来ていた。物置と呼ぶには大きすぎる部屋の中で綺麗に並べられたまま埃を被っている過去の遺品の中から目当ての物を探している最中、ガタンという人為的な音に驚き音のした方を向くと、見知らぬ男が尻餅をついていた。
「泥棒?」
私は手元にあった手頃な大きさの棒を取り、前に構えた。万一、この男が襲ってこようも丸腰なので返り討ちにする自信はある。
「お銀?」
私のことを認識した彼が言葉を発した。着物を着崩し、右目に眼帯をした男の格好は明らかに時代錯誤している。『知らない人に声を掛けられたら逃げろ』などという教訓も教科書の上でしか効果を発揮しないようだ。
「殺気が出てねェ、別人か。手前ェ、名は」
そう言うと男は立ち上がった。深い蒼の隻眼が私を見据える。
「アンタこそ誰?ここは私の家なんだけど」
無理やり絞り出した声は自分でも分かるほど震え、頼りがなかった。男は物珍しそうに私を見ると口角を上げた。
「ほぅ、手前ェが俺の次の主か。申し遅れたが俺は水龍刀。名は熨斗目」
彼はこの状況を楽しんでいるように笑った。そして私の探している刀の名を言った。
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熨斗目と茜の出会ったお話
長いので前編/後編に
続きます
