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素晴らしきこの世界に乾杯(サルーテ)!

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[僕らのChristmas!!]小ネタ―その2―

突発的ネタ後半戦


6.The link(筧)
 三階ロビーの装飾も大詰め、後少し――といっても、まだまだ装飾作業自体は続くが。相変わらず俺は4人の監督をしながら作業をしている。
「よっしゃー!終わった!」
「晴輝、次は向こうの窓だ」
「えー、まだあんのー」
 駄々をこねる晴輝を作業を始めさせてから、自分の作業に戻る。もしかして、皆川先輩はいつもこんな気持ちなのか?
「先輩、終わりました」
「悪いが晴輝を手伝ってやってくれ」
 装飾を作り上げた拓哉に言う。俺のところより晴輝のところにまわしたほうが、効率が良いだろう。
「先輩、すっかり保護者ですね」
 道具を片付けながら拓哉が言った。不本意だが、事実だ。
「アイツ等が幼いだけだろ」
 原因は翔や晴輝にあるとおもう。俺がそう言うと拓哉は
「先輩、皆川先輩の跡継げますね」
と言って晴輝の手伝いに言った。
「……兄貴の跡だけは継ぎたくないな」
 苦労人になるのはごめんだ。

――お守りは翔くんだけで手一杯、筧さん


7.under cover of night(拓哉)
 あの馬鹿、捕まったか。
 俺は溜息をついて体を伸ばした。そして桜井のマネージャーの方を向く。
「桜井、先輩に捕まりました。恐らく十分は戻ってこないでしょう」
 用件だけ告げてパソコンの電源を切る。RPGで言うならゲームオーバーだ。しかもクリア直前での、だ。なんかむしゃくしゃする。
「付き合って頂きありがとうございます。晴輝には今後はこの様な事の無いよう、よく言い聞かせておきますので」
 マネージャーは頭を下げた。俺は軽く会釈して帰路につく。あのマネージャーの雰囲気、誰かに似ている。一見優しそうなのに、有無を言わせないというか……
 ああ、桜井が今説教受けてる人と似ているのか。だったら、あのマネージャーにもまた説教を受けるんだろう。哀れ、桜井。自業自得だな。

――本当にRPG感覚だった拓哉


8.The sacrifice attendant on war.(紗理奈)
 浅井先輩達が馬鹿なゲームをやり始めてそろそろ五分。生徒会三大馬鹿と筧、拓哉君、怜ちゃんのどちらが勝つか少し気になるな。
「さ、帰って来ませんからこのケーキは私で頂きましょう」
 あれ、有理先輩、今なにを?
「私達で頂きましょうと言ったのよ」
 あ、気持ちを察してくれたんだ。でも、
「有理ほんとにいいの?恭介とか晴輝君とか、楽しみにしてるよ」
 美緒先輩が私の言いたかったことを代弁してくれた。確かに美味しいケーキなんだけど、買ってきたのは怜ちゃんだし。
「良いのよ。悪くなっちゃうでしょ」
「そっか」
 有理先輩、今は12月。食べ物の腐りにくい季節です。そして美緒先輩、納得しないで。
「それに彼らは三人で分けてるのよ。私達は四人…… 量も少ないわけだし、問題は無いわ」
 有理先輩は最初から自分で食べる気だったのね。困ったように皆川先輩を見れば、苦笑いを浮かべていた。こうなった有理先輩は止まらないってことか。
 なら、西園寺とかには悪いけど、ありがたく頂いちゃおうっと。 ……このケーキ、美味しかったし。

――恐るべし生徒会副会長


9.ageinst the clock(皆川)
 俺の指示した通り、美緒は西園寺、晴輝、拓哉を連れて意気揚々と仕事に向かった。俺にあの三人を扱える自信はないからな。
「さぁ、俺達はこっちだ」
「皆川先輩、」
 筧が俺を名前で呼ぶとは珍しい。いつもは兄貴なんだが。
「なんだ?」
「面倒なの、全部美緒ちゃんに押し付けましたね。兄貴も意外と狡い性格してる」
 口角を上げてニヤリと笑う。さすがは筧、目の付け所が違う。
「美緒ならうまくやってくれるだろう。俺にアイツ等を扱うのは無理だ」
 そう言うと怜が自分達と美緒達を見比べて「確かに……」と呟いた。
 苦労するところってのは皆同じなのかもな。

――皆川先輩は全体の、筧は西園寺の、怜は晴輝(と拓哉)の保護者です(笑)


10.countless stars in the sky(怜)
 結局、晴輝と西園寺先輩、浅井先輩、有理先輩によって、主な司会進行はその四人に決まった。たったこれだけの事を決めるのにどれだけかかってるんだろ。
「筧先輩、」
 今俺は筧先輩と一緒に帰っている。帰る方面が同じため、有理先輩に一人歩きは危険だとかなんとか言われて、一緒に帰ることになり……俺が筧先輩に送って貰ってる状態だ。何だか悪いな。
「本当に晴輝に譲って良かったんですか?」
 しかもこの筧先輩、あろうことか晴輝に司会という大事なポジション――と有理先輩が力説していた――を譲っている。あの晴輝にだ。
「別に構わない。俺がやろうと晴輝がやろうと一緒だろ」
 なんていうか、筧先輩は大人だ。こんな状況にあるからか少し格好良く思える。
「それに、三大馬鹿プラス魔王の仲間入りだけはごめんだぜ」
 前言撤回。筧先輩はやっぱり大人じゃない。俺の悪友だ。
「三大馬鹿が司会で大丈夫何ですかねぇ」
「大丈夫じゃねぇだろうな。その時のための兄貴と沙理菜だ」
 そう言ってニヤリと笑うこの先輩は高みの見物をする気満々だ。
「それを眺めてようってことっすね」
「良く分かってるじゃねぇか、怜。巻き込まれるのも面倒だしな」
 明日は二重の意味で楽しみだな。

――悪友筧俊樹と朝倉怜。結局サボる二人(12/25)ですが



突発的ネタには何故か筧、沙理菜、怜、拓哉の率が高くなります。おそらく比較的冷静かつツッコミだからですね、多分

本編を書くなら浅井か怜か沙理菜。他だとなんの事か分からなくなるので

できるだけ視点を使いたくないのは有理、西園寺、晴輝。勝手に暴走されるので……

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佐伯悠織
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自己紹介:
法律家を目指す学生
癖が強く変わり者で、自他共に認めるフェミニスト
でも老若男女問わず、人間大好きです
序に、世話好き・甘やかしたがり

趣味は小説を書くことと放浪という名の旅行
酒ならビールと蒸留酒が好き
音楽はジャズを聴き、ピアノ、サックス、オルガンを嗜んでいます
好きなものについて語らせたら止まりません

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